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Log.039|「できない」を覆すディレクション。くらマとAmazonを駆使した換気扇トラブル完全解決

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(※本記事は、CSBASIAの軌跡を綴った航海日誌【Log.039】です。最初から読む方はこちら

■ 居抜き物件のフルリフォームと、潜んでいた罠 

私は自宅マンションを購入する際、「リフォーム済み」の物件をそのまま買ったわけではありません。前の所有者が使っていた「居抜き」の状態で買い受け、自らリフォーム会社と折衝を重ねて、自分たちの城(要塞)を作り上げました。 すべてを自分の目で確認し、ディレクションした自負がありましたが、住み始めてしばらく経ったある日、思わぬ「盲点」が牙を剥きました。トイレの換気扇の故障です。

■ 画像判定で発覚した「設計上の想定ミス」 

私は大手の業者に丸投げして高額な中間マージンを払うような真似はしませんでした。 「くらしのマーケット(くらマ)」を使って評価の高い地元の電気屋さんを探し出し、現場の画像を送信して、すべてメッセージ上での事前交渉を開始しました。お互いの時間を無駄にする出張見積もりは一切不要。これぞ現代のタイムマネジメントです。

しかし、そのメッセージ上で電気屋さんから想定外の指摘が飛び出しました。 原因は、リフォーム会社の「設計上の想定ミス」でした。換気扇の下に造作の棚を設置したのですが、通風のための空間は確保されていたものの、将来「換気扇本体を交換するための作業スペース」が全く考慮されていなかったのです。 「この画像を見る限り、交換スペースがありません。棚をどうにかしないと交換できないですね。」

■ メッセージ上での逆提案と「現場のハック」 

せっかくの棚をどうにかする、外すか壊すの二択。何れにしても棚の設置されていた箇所のクロス貼りも必要になると想定し、悩みました。

私は電気屋さんとのメッセージを続けながら、自らトイレの棚の構造を徹底的に調べ上げました。 接着剤で完全に固定されているのか、それとも壁に埋め込まれているのか。そして一つの事実を突き止めました。その棚は、壁に対して「ビス止め」で固定されていたのです。

私はすぐさま、電気屋さんに逆提案をぶつけました。 「あの棚、確認したらビス止めでした。換気扇の交換作業の時だけビスを外して棚を少しずらし、作業が終わったら元に戻すという方法で対応できませんか?」

■ リスクを排除した「分離発注

電気屋さんからの回答は、「それなら可能。ただ、棚を支えながら作業をするためにもう一人職人を同行させる必要がある。その分の人工代(人件費)を追加で負担してくれるなら、やります。」という極めて妥当なものでした。私は即座にその条件で合意しました。

電気屋さんのコストは「技術料と追加の人工代」のみの請求で、交換用の新しい換気扇は自分自身で用意する「施主支給」の形でした。

施主支給で最も怖いのは「せっかく買ったのに型番が違って取り付けられなかった」というミスマッチリスクです。そこは電気屋さんがしっかりと既存の換気扇の型番から「後継機として何を買えば良いか」指示してくれました。 プロが指定した「正解の型番」を手に入れた私は、あとはどこで一番安く仕入れるかだけのフェーズに入り、Amazonで最安値で部材を調達して現場に用意しておきました。

結果として、電気屋さんが現場に足を踏み入れたのは「施工当日の1回のみ」。 無駄な中間マージンも、手配の手間も一切発生せず、追加の人工代という最小限の支出のみで、換気扇は無事に新品へと生まれ変わりました。

■ 資産防衛は「ディレクション能力」で決まる 

不動産という実物資産を運営していると、業者の想定ミスや突発的なトラブルは必ず起きます。 その時、専門家の「できない」という言葉を鵜呑みにするのではなく、自ら構造をハックし、プラットフォーム(くらマやAmazon)を駆使して論理的な解決策を導き出す、その選択肢を排除してはいけません。

要塞の平和は、誰かが与えてくれるものではありません。自らの頭と行動でディレクションし、守り抜くものなのです。

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