(※本記事は、CSBASIAの軌跡を綴った航海日誌【Log.038】です。最初から読む方はこちら)
■ ステータスカードの「真の価値」とは何か
以前の記事(Log.021・022)で、私が最高峰のブラックカードである「JCBザ・クラス」を取得するまでのクレヒス修行についてお話ししました。 世間一般では、こうしたステータスカードは「高級レストランで会計時に見栄を張るためのツール」と思われがちです。しかし、私にとってこのカードは自分自身を満たすためのものではありません。
私がこのカードを維持し続ける最大の理由は、要塞(家庭)の平和を守るための「強力な福利厚生インフラ」として機能しているからです。
■ 限られた「2つの枠(リソース)」の配分
JCBザ・クラスのホルダーには、年に一度「メンバーズセレクション(通称:メンセレ)」という豪華なカタログギフトが届きます。数ある魅力的な選択肢の中で、我が家が毎年欠かさずエントリーしているのが「ディズニー関連の特典」です。 JCBは東京ディズニーリゾートのオフィシャルスポンサーであるため、一般では手に入りにくい特別な体験やチケットが用意されています。
ただし、メンセレで提供されるのは「ペアチケット(2枚)」です。つまり、最初から家族全員で行くことはできません。 経営者(CSO)である私にとって、この「限られた2つの枠(リソース)」を家族の誰に配分し、どう切り分けるかは、家族全体の幸福度を最大化するための重要なマネジメント課題となります。
■ 妻と娘の時間を生み出す「強力なトリガー」
この貴重な2つの枠は、完全に「妻と娘」の2人に全振りしています。 現在、娘は他県に赴任し、社会人として離れた場所で戦っています。このペアチケットは、そんな娘が「弾丸で帰郷する」ための強力なトリガー(動機付け)として機能しているのです。
というのも、私と息子はディズニーに対してまったく興味がありません。万が一、娘が仕事でどうしても帰ってこられない事態になれば、おそらく息子に「妻のエスコート役」という出動命令が下ることになります。しかし、この数年間、娘は必ず仕事の都合をつけて休みを取り、帰ってきてくれます。 結果として、日々の家事や仕事をこなす妻と、離れて暮らす娘が、年に一度、日常の喧騒を忘れて心ゆくまで楽しむ「母娘水入らずの時間」を生み出す最高のプレゼントになっているのです。
■ 男性陣の「究極の休息(休日)」
では、妻と娘が夢の国を満喫している間、興味のない私と息子はどうしているのか。 実は、私たち男性陣にとっても、この日は「最高の休日」になります。家で誰に気兼ねすることもなく、男2人で近所の牛丼をテイクアウトし映画三昧の時間を過ごす。これ以上の贅沢な休息はありません。
妻と娘はディズニーで極上の非日常を味わい、私と息子は自宅で究極のオフを楽しむ。 全員が自分の好きなように時間を使い、誰一人として無理をしない。この見事な「リソースの切り分け」による家族全員の幸福度の最大化こそが、JCBザ・クラスの年会費を遥かに凌駕する真のリターンなのです。
■ 盤石な資産形成は「要塞(家庭)の平和」から
不動産投資や資産運用において、冷徹な計算やトラブルシューティングのスキルは不可欠です。しかし、それらを支える根幹にあるのは、自分自身のメンタルの安定と「家庭の平和」です。 要塞の内部がギスギスしていては、外の敵(金利や空室リスク)と冷静に戦うことはできません。
高い年会費を払ってでも、家族への「意味のある投資(福利厚生)」を行い、盤石な基盤を作る。ステータスカードは、そのための極めて実用的なツールに過ぎないのです。

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