(※本記事は、CSBASIAの軌跡を綴った航海日誌【Log.050】です。最初から読む方はこちら)
■ バリューアップ直後の予期せぬバグ
家賃の大幅な値上げとバリューアップ(インフラ投資)を完了させ、わずか4日で新たな入居者が決まった矢先、要塞に想定外のトラブルが発生しました。「入居から数日での退去通知」、最短である2ヶ月でのスピード退去です。 原因は、室内の「害虫の大量再発生」でした。管理会社からは、前回の退去からわずか数日で新たな入居が決まったという「圧倒的なスピード」が仇となり、前入居者の退去前駆除に必要なプロセスと期間を十分に取れなかったことが直接的な原因であると報告を受けました。入居していただいたばかりの中、ご本人のショックは大きく退去の意思は固いとのこと。私自身に置き換えてみても、その落胆と不快感は痛いほど理解できます。
■ パートナーシップの真価を問う交渉
私は直ちに管理会社の担当者へコンタクトを取り、「退去と新規募集に伴う費用負担の所在」と「再発防止策の明示」を強く求めました。 結果として、管理会社は今回の事態を重く受け止め、諸経費の補填と再発防止策を提示してくれました。 経営者として、本来入るはずだった家賃の「逸失利益(空室期間中のキャッシュフロー低下)」への懸念は当然生じます。しかし、この逸失利益の補填要求までを管理会社に求めるのは無理があります。管理会社の誠実な姿勢にこちらとしても歩み寄り、「1日でも早い客付けと家賃発生」に全リソースを注いでもらうことこそが、真のパートナーシップであると判断しました。
■ 信頼という名のセーフティネット
この状況下で、私が最も信頼を置く担当の山形さんへ連絡を入れました。彼自身も「こうしたケースは初めてで驚いている」としつつも、「自分からも各担当への連携と、オーナーへの配慮をきちんと行うようフォローする」という、極めて心強い後方支援を約束してくれました。不動産投資はシステムと数字の構築ですが、最後の防衛線を支えるのは常に「人(プロフェッショナル)」の誠実さなのです。

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