(※本記事は、CSBASIAの軌跡を綴った航海日誌【Log.014】です。最初から読む方は[こちら])
借入総額、7,000万円。 この数字を見て、あなたは夜ぐっすり眠れるでしょうか。
金利上昇のニュース、空室リスク、突発的な修繕費。 見えない恐怖は、深夜に膨れ上がります。 ですが、私は昨夜も深く眠りました。なぜか。
私のPC(クラウド)の中に、それら全ての恐怖を計算し尽くした「資産防衛コックピット」があるからです。
本日は、私が5年かけて改良を重ねてきた、この資産管理ツール(Googleスプレッドシート)を公開します。 これは単なる家計簿ではありません。私の「脳内」そのものです。
■ 最大のリスクは「買い間違え」と「借りすぎ」
不動産投資において、取り返しのつかない失敗は2つしかありません。「収益を生ませるには難易度が高い物件を掴むこと」と「身の丈を超えて借りすぎること」です。
私は「中古ワンルーム」に絞って投資をしていますが、最初は新築物件の資料も山ほど見ました。 新築は確かに綺麗で、融資も通りやすい。ですが、そこには「新築プレミアム」という価格が乗っています。 購入直後に資産価値が下落するリスクを、私は許容できませんでした。
また、シミュレーションについて誤解してはいけないことがあります。 信頼できるパートナー会社を見つけることは、不動産投資のスタートラインであり、大前提です。 彼らはプロとして、常に素晴らしい提案を持ってきてくれます。
しかし、それを鵜呑みにして「依存」してはいけません。 彼らが私の人生の責任を取ってくれるわけではないからです。 素晴らしい提案の中から、自分のリスク許容度と照らし合わせて「GO」を出すのは、借金を背負う自分自身でなければなりません。
過去の記事でも書きましたが、「予備費(現金)」を持たない投資家は、市場の変化に耐えられません。 繰り上げ返済ができる余力を残しつつ、どこまでリスクを取れるのか。 その「境界線」を、購入前に見極める必要があります。
■ 最後の決断を支える「Judgeシート」
今回公開するツールには、私が最も大切にしている「Judge(判断)」というシートが含まれています。
信頼できるパートナー会社から、 「この物件はどうですか?」 あるいは「複数の候補のうち、どれにしますか?」 と提案された時、最後に誰が決めるのか?
それは自分自身です。
このシートには、私が平時の冷静な時に定めた「判断軸」が組み込まれています。
- 物件の実力値判定: 表面上の数字ではなく、ストレスをかけた状態でも収支は回るか。
- ブレない比較: 提案されたA物件とB物件、どちらが自分の目的に合致しているか。
- 長期保有の安全性: 売却ありきではなく、持ち続けた場合にインカム(家賃収入)がどう推移するか。
いざ決断を迫られると、人は迷います。 そんな時、このシートに入力すれば、過去の冷静な自分が「答え」を出してくれます。 これは計算機であり、判断をブレさせないための「お守り」でもあります。
■ 未来を可視化する
もちろん、購入後の管理機能も実装しています。
- Xデー(純資産プラス転換日)の予測: 現在のペースで返済が進めば、何年何月に「資産>借金」となるのか。ゴールが見えれば、長期の返済も計画的に進められます。
- ストレステスト: 「金利が上昇したら?」「空室が続いたら?」 最悪のケースをシミュレーションし、事前に防衛策を練るための機能です。
■ Noteにて限定公開
このツールは、私が自分自身のリスク管理のために作ったものです。 本来であれば門外不出のファイルですが、同じ志を持ち、リスクと戦うサラリーマン大家の方々のために公開することにしました。
価格:1,980円(税込) ※ランチ2回分、あるいはビジネス書1冊分です。
ただし、この価格は「リリース記念価格」とさせていただきます。 一定数が販売された段階で、正規価格(2,980円)へと変更する予定です。
「スプレッドシートにお金を払うのか?」と思われるかもしれません。 ですが、ここには私が5年間で投じた時間と、数千万円のリスクを背負う中で培った「判断ロジック」が詰まっています。 それをゼロから自分で構築する時間をショートカットできるなら、安い投資だと判断されるはずです。
武器を持たずに戦場へ出るのは、勇気ではなく無謀です。 このシートで、ご自身の投資判断を「検証」してみてください。


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