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Log.012|借入7000万突破。4戸目の鍵は届かない

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(※本記事は、CSBASIAの軌跡を綴った航海日誌【Log.012】です。最初から読む方は[こちら]

■ 1月15日、司法書士事務所にて。

都内某所の司法書士事務所。 そこで私は、4戸目となる「物件M」の契約書類一式に署名・捺印をしました。

手続きは、静寂そのものでした。 司法書士が提示する書類の山に、実印を押し続ける作業。 住所、氏名、捺印。住所、氏名、捺印。

署名・捺印された書類一式は銀行へ送られます。 今回の融資担当者は、非常に優秀な女性たちでした。 年末の繁忙期にもかかわらず、こちらの意図を汲み、最速で審査を通してくれた担当のK氏とI氏。

彼女らとの綿密な連携があったからこそ、翌日の連絡は簡潔でした。 「書類、完璧です。予定通り決済を進めます」

複数人のプロによる短いラリーで、融資実行が確定しました。

そして本日、1月21日。 私の口座には融資(負債)が計上され、即座に売主へと送金されました。

これで私のポートフォリオは以下の通りとなります。

  1. 物件O(品川区)
  2. 物件K(杉並区)
  3. 物件A(墨田区)
  4. 物件M(世田谷区) ← New

借入総額は7,000万円を突破しました。 平均的なサラリーマンの生涯年収の何割かを、私はすでに「借金」として背負っていることになります。

■ 鍵の受け渡しは、ない

そして同日。 パートナー会社から「引き渡し完了」の報告が入りました。マイホームの購入であれば、ここで「鍵の引き渡し」という感動的なセレモニーがあるのでしょう。 ですが、投資用不動産の現実は比較的サラッとしています。

もちろん、パートナー会社の担当者は「おめでとうございます」と祝ってくれます。しかし、一瞬の歓びはあっても、直ぐに「ここから始まるな」と気が引き締まるモードへ切り替わる。 これが私の性分です。

今回はオーナーチェンジ(賃貸中)物件であるため、鍵は入居者様が持っており、スペアは管理会社が保管しています。 新所有者である私の手元には、1本の鍵すら届きません。

私に残されたのは、これから毎月銀行口座から引き落とされる返済予定表だけ。 物件を見に行くことすらしない。

それでいいのです。 私が買ったのは、自分が住むための「空間」ではありません。 毎月キャッシュを生み出し、他人資本(家賃)で返済してくれる「システム」を買ったのです。

■ 7000万の借金を飼い慣らす

報告を受けて私はすぐにExcelを開きました。 増えた負債を私の「資産防衛コックピット」に入力するためです。

数字を入力し、エンターキーを押す。 シート上の「借入総額」が跳ね上がります。 同時に、「純資産」の推移グラフが再計算され、私が経済的自由を得る未来の日付(Xデー)が弾き出されます。

赤字のセルもあれば、黒字のセルもある。 すべて想定内です。

7000万円の借金は、化け物です。 目を逸らせば、不安で押し潰されそうになります。 ですが、こうしてExcelで完全に可視化し、管理下に置いてやれば、それはただの「数字」に変わります。

私が夜、枕を高くして眠れるのは、精神力が強いからではありません。 この「資産防衛コックピット(管理シート)」が、常に未来を予測してくれているからです。

今夜は、増えた借金と資産に乾杯しようと思います。 ちょっとだけ良いビールで。

(次号、私の「脳内」とも言えるこの管理シートの全貌を公開します)

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