■ 「投資」と聞いて、何を思い浮かべますか?
多くの人(特に我々世代)は「株」や「投資信託(NISA, iDeCo)」を思い浮かべるでしょう。そして「値動きが怖い」「よくわからない」と不安になるかもしれません。 私も株式投資は行っていますが、それとは「別」に、あえてローンを組んで「不動産(中古ワンルーム)」という実物資産を先に保有することにしました。 なぜなら、私にとってそれは、デジタルな数字以上の「確かな自信」を与えてくれる「守備的な資産」になると感じたからです。
■ 私が「実物資産」を欲しかった本当の理由
理由はシンプルで、不安を自信へつなげたかったから。 就職氷河期世代として、コツコツ働いて得た給与(フロー収入)。しかし、それだけでは老後の不安は消えない。 画面上の数字(株価)ではなく、目に見える「モノ(資産)」が、毎月コツコツと家賃収入(インカムゲイン)を生み出してくれる。 この「手触り感のある実感」こそが、漠然とした不安を和らげ、日々の仕事に向かう「自信」になると直感しました。
■ 私が考える「株・投信」と「実物不動産」の決定的な違い
どちらが優れているか、ではありません。私自身の経験から感じた「性質の違い」をお伝えします。
株・投資信託:
メリット:少額から始められる、流動性(換金性)が高い。
私の懸念:価格変動(ボラティリティ)が大きく、精神的に疲れる時がある。あくまで「デジタルな権利」で実感に乏しい。私自身、過去に値動きに翻弄され、相当の失敗を経験してきました。
実物不動産(中古ワンルーム):
メリット:毎月安定した家賃収入(インカム)が入る。現物(モノ)がある安心感。インフレに強い。
私の懸念:流動性が低い(株や投資信託には劣る)。ローンという負債を抱える。空室リスクや修繕などのメンテナンスコストが発生する。
■ なぜ「新築」でも「一棟」でもなく、「中古ワンルーム」だったのか
「不動産」の中でも、なぜこの選択だったのか。ここに私の「リスクマネジメント」の観点があります。
なぜ「新築」ではない?
もしご自身が「新築」に「ここに住みたい」と判断するなら良いのです。しかし、投資観点では、忘れてはならないのが「自分が住むわけではない」という観点です。
投資として見た場合、新築は買った瞬間に価格が下がる「新築プレミアム」という最大のリスクがあります。私は「守り」を重視し、価格が十分にこなれている(価値が安定している)「中古」を選びました。
なぜ「一棟」ではない?
中古ワンルームでもローンを組む以上、当然リスクを取ることになります。
しかし、「一棟」のリスクは、ワンルームの数倍になります。
リスクヘッジの観点から見ると、一棟アパート経営は、その建物と全住戸の空室リスクをオーナー一人が負うことになります。(もちろん、できる資力・センスがある方は成功されていますが、私は両方とも持ち合わせていません)
対してワンルーム(区分所有)は、一棟の建物の中の一戸であり、リスクが分散されています。(建物全体の管理は、自分もその一員である「管理組合」という組織で対応できるため、一人で全てを抱え込む必要がなく、主に「専有部分(部屋の中)」のリスク管理に注力できます)
まずはスモールスタートが鉄則です。
■ 大切なのは「自分のバランス」(ハイブリッド思考)
私が「株もやりつつ実物不動産を組み入れた」ように、これは「どちらか一方」を選ぶものではありません。特に最近はNISAのような優れた制度もあるからこそ、株式投資を排除する理由はなく、むしろ両方を賢く活用するのが合理的だと考えています。
株の優待(優待はQOLを高めてくれる)や配当、売却益は、ローンの繰り上げ返済の原資にもなるので、精神衛生上も非常に良い(=ハイブリッド)と感じています。
特に、株価が停滞している時には、それと比較してボラティリティ(価格変動)が抑えられたワンルーム投資の「着実な資産化(=家賃収入とローン返済)」が身に染みて、モチベーションの維持・向上にも一役買ってくれています。
大切なのは、ご自身の性格や目標に合わせ、自分なりの「バランス」でポートフォリオを組むことです。
■ まとめ:あなたの「自信」につながる資産は?
私が中古ワンルームを選んだのは、「自信」につながる「実物資産」が欲しかったこと、そして「リスク管理」の視点からそれが合理的と判断したからです。
では、次に考えるべきは「そうはいっても、空室や家賃下落が怖い」というリスクですよね。
次回の記事では、私が「中古ワンルーム投資」に潜む具体的なリスクと、それをどう判断したか(=私の考えるデューデリジェンス)についてお話しします。
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